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もう神宮を「鬼門」とは呼ばせない 巨人・菅野が直視した現実

「鬼門」という言葉が、常についてまわっていた。「菅野にとっては鬼門・神宮での登板」―。敗れれば「鬼門突破はならなかった」―。なぜ、神宮で勝てないのか、という疑問は常に渦巻いていたが、そればかりは分からなかった。

東京ヤクルト神宮

プロ4年目にして神宮球場でプロ初勝利、その要因となったのは?

 巨人の菅野智之投手が13日のヤクルト戦でプロ4年目で初めて、神宮球場で勝利した。公式戦は6登板で勝利なし。昨年はクライマックスシリーズでも敗れていたが、完封勝利を挙げた。これで開幕戦に続き、2連勝。見事な投球内容だった。

「鬼門」という言葉が、常についてまわっていた。「菅野にとっては鬼門・神宮での登板」―。敗れれば「鬼門突破はならなかった」―。なぜ、神宮で勝てないのか、という疑問は常に渦巻いていたが、そればかりは分からなかった。大学時代には勝てていた球場であり、好投報われず、打線の援護なく負けた試合もあった。

 ただ、そこはプロの世界。負けっ放しでいいわけがない。菅野が2016年最初の「鬼門」神宮で勝利できたのは、高橋由伸監督、菅野自身が勝てていない現実を強く意識したことがひとつの要因といえるだろう。

 高橋監督は「苦手とか気にしていたら、エースになれない」とヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)に先発させることを早々に決めた。この言葉は信頼の裏返しに見える。菅野も神宮での相性を問われれば、いつも「気にならないということはない」と話すなど、その話題から逃げようとはしなかった。絶対的なエースになるために現実を受け止め、正面から課題にぶつかった。

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