イチロー、通算499盗塁&今季初マルチ&土壇場同点打の大活躍も…マ軍敗戦

途中出場でメジャー史上38人目となる500盗塁に王手、9回には値千金の同点打も…

 マーリンズのイチロー外野手は17日(日本時間18日)、本拠地でのブレーブス戦に途中出場した。6回にヒットを放ち、すかさず二盗に成功。メジャー通算499個目の盗塁を決めると、1点を追う9回には土壇場で同点打。今季初のマルチ安打&打点で試合を振り出しに戻した。2打数2安打1四球1打点1得点と活躍したが、マーリンズは延長10回に決勝点を奪われ、5-6で敗れた。

 イチローは0-5とリードを許した6回の守備からセンターの守備で出場。その裏、無死一塁で1ボール2ストライクから相手先発チャシーンの速球を中前に運び、メジャー通算2938安打目を放った。

 続くゴードンの打席ですかさず二盗に成功。MLB現役最多の盗塁数を「499」に伸ばし、史上38人目のメジャー通算500盗塁に「1」とした。マーリンズは1点を返し、さらにスタントンの押し出し死球でイチローが生還して今季初得点を記録。マーリンズはこの回、計3点を奪って2点差に迫った。

 イチローは7回、1死三塁で四球を選び、2打席連続出塁。続くゴードンのニゴロの間に三塁走者が生還し、ついに1点差に迫った。

 そして9回、マーリンズは先頭打者がヒットで出塁。2死二塁とチャンスを広げ、イチローに3度目の打席が回る。ここで2ストライクから相手守護神グリーリの速球を弾き返すと、弾丸のような打球がレフト前に。代走のリアルミュートが生還し、マーリンズがついに同点に追いついた。

 42歳の大活躍に、スタジアムとベンチは熱狂。イチローはこれが今季初打点で、マルチ安打も初となった。メジャー通算2939安打目は、一時は0-5と一方的だった試合を振り出しに戻す貴重な同点打となった。

 しかし、続くゴードンは左飛に倒れ、試合は延長戦に突入。10回に6番手のジャクソンが決勝点を奪われ、マーリンズは5-6で敗戦。イチローの活躍もむなしく、4連敗を喫した。イチローは今季9打数4安打で打率4割4分4厘となった。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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