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第2の故郷・熊本のために…ロッテ香月良の決意「ボクになにが出来るのか」

眠れない日々が続いている。布団に入り、電気を消すと、いろいろな思い出が蘇る。支えてくれた人、一緒に野球をした仲間が苦しんでいる顔が一人、二人と思い浮かぶ。

大学・社会人時代を過ごした熊本は「僕にとって大事な場所」

 眠れない日々が続いている。布団に入り、電気を消すと、いろいろな思い出が蘇る。支えてくれた人、一緒に野球をした仲間が苦しんでいる顔が一人、二人と思い浮かぶ。千尋夫人の実家があり、出会ったのも熊本だ。千葉ロッテマリーンズの香月良仁投手の第2の故郷・熊本への想いは強い。

「大学を卒業後、熊本に行ったから、僕はプロ野球選手になることが出来た。嫁と出会う事が出来た。熊本は僕にとって大事な場所。どんなに感謝をしても、しきれない地です。本当に多くの人に支えられた。その人たちが苦しんでいると思うと、辛くて、悲しくて……」

 ホークス戦が雨天中止となった4月21日の練習後の事だった。球場周辺で行った熊本地震支援の募金活動に参加した香月良は、その場にいたマスコミに訴えた。伝えたい想いがあった。熊本の現状、そして今後。そして古巣である熊本ゴールデンラークスの事を想い、カメラの前で熱く話をした。

 福岡の第一経済大学を卒業後、社会人野球チーム・熊本ゴールデンラークスで野球を続けるべく鮮ど市場に入社した。ただ、最初から決めていた道ではなかった。

 大学卒業を前に福岡の社会人チームのセレクションを受けた。テストでは抜群のピッチングを見せる。三振に次ぐ三振。手ごたえがあった。しかし合格通知が来ることはなかった。後日、すでに合格者は決まっており、形式上の一般向けのテストだったことを知った。悔しさと挫折感に包まれた。

 野球を続ける道はないと思い、ユニホームを脱ぐ覚悟を決めた。そんな時に創部したばかりで部員を集めていた熊本のチームが声を掛けてくれた。たまたま、大学の別のチームメートを見に来ていた同チームの関係者が目を掛け、誘ってくれた。終わったと思っていた野球を続けられる可能性が蘇った。心から感謝をして、即答で入団の返事をした。

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