広島新井、2000安打に王手も重圧なし 26日から敵地連戦「ただ勝てばいい」

大歓声の中で2安打も、本拠地での達成はならず「ファンに申し訳ない」

 24日の阪神戦で広島の新井貴浩内野手が2安打を放ち、通算2000安打に王手をかけた。大記録まであと1本に迫ったが、「今日、ここで達成するのを期待してくれていたファンに申し訳ないです」と、本人は残念そうな表情を見せた。

 終始劣勢だった試合展開でも、新井が打席に入ると、ファンの声援は普段以上に大きくなった。「大声援が伝わってきていたので、なんとかしたいと思った」というこの日の試合では、4回の第2打席に一、二塁間を破るヒットを放った。7回の第3打席では、強烈な打球をレフトに飛ばしたが、あとわずかでスタンドには届かず、この日の達成は絶望的になった。

 それでも9回には、2死二塁の場面で打席が回ってきた。5点ビハインドと敗色濃厚の場面だったが、「得点圏だったし、すごい歓声は伝わっていたから」とスタンドの期待に応え、通算1999本目の安打となるレフト前タイムリーを放った。

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