阪神・掛布2軍監督、甲子園初采配にファン1万人超 本拠地で28年ぶりユニ姿

監督自ら義援金募る、試合は延長10回1-1ドロー

 ミスタータイガースの凱旋試合に甲子園球場が沸いた。阪神の掛布雅之2軍監督が3日のウエスタン・リーグ対広島戦で本拠地初采配。背番号「31」のユニホーム姿で聖地に立つのは現役を引退した1988年以来、28年ぶり。観客動員は2軍では異例となる1万93人を記録した。

 試合前には掛布監督自ら入場口に立ち熊本地震の義援金を募った。集まったファンには掛布カード、フィギュア入りのお菓子が配布されるなど大いに賑わった。

 1万人を超すファンが集まったことに指揮官は「非常にいい緊張感のを持って試合ができた。それもこれだけのファンが球場に足を運んでくれ素晴らしい舞台を作ってくれたから。ありがたい気持ちでいっぱいですね」と笑顔を見せた。

 試合は先発の岩崎が8回1失点と好投を見せたが、打線が広島投手陣を捉えきれず延長10回引き分け。それでも若虎たちにとっては貴重な経験を積んだに違いない。チーム、現場、フロントが一体となったゴールデンウィーク中の「掛布監督の甲子園1万人計画」は最高のスタートを切った。ウエスタン・リーグ広島戦は4、5日も甲子園で開催される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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