逆転弾含む2本塁打の元SB李大浩を地元紙絶賛 「マ軍の悲惨な試合救った」

エース炎上の試合で発奮、指揮官も喜び「勝利に貢献する方法を見つけ出してくれる」

 4日(日本時間5日)のアスレチックス戦で、決勝の逆転2ランを含む2本塁打を放ち、チームの勝利に大きく貢献したマリナーズ李大浩内野手。地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版では「李の2本塁打がマリナーズの悲惨な試合を救った」と絶賛している。

 この日は絶対的エースのヘルナンデスが先発したものの、5回途中8失点で降板。敗戦が濃厚かと思われたが、4月27日以来7日ぶりに先発出場した李が発奮した。

 6回に点差を詰める3号ソロを右中間スタンドに運ぶと、7回に逆転4号2ランを左翼ポール付近へたたき込んだ。一躍、この日のヒーローとなった李は、試合後に「どんな状況にも対応できるように準備をしているだけ。チームに必要とされる時に期待に応えられるようにしていたいだけなんだ」と通訳を介して話したと同紙は報じている。

 2本目のホームランが生まれた7回2死二塁の場面。これまで11試合に登板し、防御率0.73と好調なアスレチックス中継ぎ右腕アックスフォードに対して、サービス監督は左の代打リンドを送らず、そのまま李を打席に向かわせた。

 結果、劇的な逆転2ランを放った李は「球をうまく捉えられた。芯で捉えられたから、打った瞬間、(スタンドに)行ったと思った」と笑顔を浮かべたという。また、記事では、サービス監督が「彼を試合に出すチャンスはあまりないが、出た時は勝利に貢献する方法を見つけ出してくれる」と大きな控え野手の存在を喜んでいたことも紹介している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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