田中将大、徐々に調子上げ8回零封 好投要因明かす「アジャストできた」

「最初は、そこまでいい感覚ではなかった」

 5日(日本時間6日)に今季最長となる8回を投げ、オリオールズの強力打線を無失点に抑えたヤンキース田中将大投手だが、実は本人は立ち上がりから好感触をつかんでいたわけではなかったことを、球団公式サイトがレポートしている。

 初回から今季はここまで打率3割4分を越えるマチャドや7本塁打を記録するデービスらを3者凡退に斬る上々の立ち上がりに見えたが、試合後に田中は通訳を介して「最初は、そこまでいい感覚ではなかった」と衝撃の告白をした。この日の快投の秘訣については「今日のカギは、試合中にいいアジャストができたこと。いったんアジャストできた後は、制球もよくなったし、変化球もよく動くようになった」と話している。

 記事内では、田中の言葉を裏付けるかのように、4回を締めくくるスクープの三塁ゴロとなった併殺打を皮切りに、8回終了まで対戦した延べ14打者のうち、許した安打は7回のスクープによるセンター前安打だけだった事実を紹介している。

 田中はここ4試合連続でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)を続けており、いまだ1勝ながら防御率もリーグ8位の2.29まで向上している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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