前田健太、4勝目逃すも両軍監督称賛「全球種が効果的」「圧倒的な投球」

好投の前田に敵将も脱帽「スライダー素晴らしい」「素晴らしい年を送るはず」

 6日(日本時間7日)に行われた敵地でのブルージェイズ戦で、6回に痛恨の2点弾を被弾し4勝目を逃したドジャースの前田健太投手について、両軍監督が賛辞を送っている。

 この日は5回まで1安打に抑えたものの、0-0で迎えた6回にバティスタに2ランを許して2失点。その後、味方打線が2点を奪って同点としたが、救援陣が崩れ、2-5で敗れた。前田に勝敗はつかなかった。

 それでも6回をわずか2安打に抑えた右腕を両軍監督が称賛。ドジャース球団公式サイトによると、ドジャースのロバーツ監督は「全体的に、ケンタはとてもいい投球をした。キレもよく、全球種が効果的に使えていた。あの積極的に振ってくるチーム相手にだ。戦い抜いてくれた。キャッチャーはみんな組むのが楽しいって言っているよ」と、重量打線を2安打1失点に抑えた力投を称えたという。

 また、敵将ギボンズ監督は、バティスタの2ランで先制に成功しながらも、「手元で変化するスライダーが素晴らしい。ストライクゾーンいっぱいのラインで勝負できる。速球は90マイル(約145キロ)かもしれないが、あの変化球があれば生きる球。圧倒的な投球だった。素晴らしい年を送るはずだ」と脱帽だった。

 前田はこの日、6回を2安打4四球2失点で防御率1.66。ここまで6試合に登板し、5試合でクオリティースタート(6回以上を自責3以内)を達成している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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