今季最短タイ降板の黒田博樹、「全球種でイメージ通りのボールがなかった」

4回3失点での降板に「自分のピッチングができなかった」と反省

 7日のDeNA戦で先発した広島の黒田博樹投手。今季最短タイとなる4回3失点で降板し、「全ての球種でイメージ通りのボールがなかった」と自身の投球を反省した。

 初回は3者凡退と上々のスタートだったが、2回に無死から5連打で3点を奪われた。「2回は先頭のロペスにスライダーが甘くなって打たれて、それからリズムが崩れてしまった」と話した黒田は、3回にも先頭打者に四球を与えるなど、らしくない投球が続いた。4回にも走者を許し、失点こそなかったが、球数は78球を費やしていた。

 4回裏の打席では、ヘルメットも被り「行く準備はしていた」が、代打・天谷が告げられた。打線の奮起で逆転勝ちし、「チームが勝ったのが一番」と話したが、「自分のリズム、ペースで投げられなかったのがすべて。相手がどうこうというよりも、自分のピッチングができなかった」と、最後まで反省しきりだった。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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