前田健太、投手にまさかの2被弾 指揮官も驚き「誰も予想しないだろう」

「1~8番打者には素晴らしい投球」も…2打席連続本塁打許し2敗目

 ドジャースのロバーツ監督は、11日(日本時間12日)メッツ戦で2敗目を喫した前田健太投手について「速球にいつも通りのキレがなく、変化球に大きく頼ってしまった。それでもシンダーガードを除く1~8番打者には素晴らしい投球をした」と試合後の会見で語った。

 この日、前田が許した4失点は、メッツ先発シンダーガードの2本塁打によるもの。ロバーツ監督は「1発目は失投。2発目はバッグドア・スライダーだったが、シンダーガードはストロングな選手だから。9番打者が2本塁打4打点なんて、誰も予想しないだろう」と驚きの様子だった。

 前田も2本目のアーチを信じられないといった表情で見送ったが、「本塁打を打たれるような球ではなかったと驚いていたのか、シンダーガードが(直前まで)バントをしようとしていたから、まさかバットを振ってくるとは思わなかったのか…」と前田の心中を察した。

 6回にマウンドに戻った前田は、2連打で無死二、三塁としたところで降板。投手交代のタイミングについて「今日は状態がよくない中、球数がかさんだ。6回を投げ切らせるつもりだったが、(2番手)ハッチャーがいい仕事をしてくれた」と説明した。

 相手先発による2本塁打は、やはりショックだったようで「投手が外角低めのバックドアスライダーをホームランにするなんて、今季再び起こりうるプレーだとは思えない。私も信じられなかった。あの2球だけだった」と悔やみきれない様子だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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