MLB右腕が先発登板間に名門大学卒業 「前十字靱帯を切ったことに感謝」

昨季大怪我で離脱したブルージェイズ右腕ストローマン

 ブルージェイズの先発ローテを担うマーカス・ストローマン投手が、登板間に当たる15日に晴れて大学卒業を果たした。

 デューク大学に通っていたストローマンは、2012年のドラフトでブルージェイズから全体22位指名されてプロ入りを果たした。だが、この時に大学卒業に必要な単位を取得しきれておらず、「卒業」は叶わなず。その一方で、マイナーで着実に成績を残し、2014年5月にメジャー昇格&初勝利を果たした。

 ブルージェイズの未来を担う若手投手として期待を集める右腕だが、昨年の春キャンプ中に左膝の前十字靱帯を断裂。手術を要する大怪我で、シーズンのほとんどを棒に振ることになった。

 だが、ここで発想の転換をしたストローマンは、リハビリと平行して、大学に戻って必要な単位を取ることに。懸命な努力の結果、見事、社会学の学位を取ることに成功した。さらに、当初はシーズン中の復帰は難しいと思われていたが、9月12日ヤンキース戦で復帰。地区優勝に大きく貢献した。

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