元G辻内崇伸氏、選手指導への思い「現役に後悔ある分、バンバン言ってる」

現在は若手育成に特化した「レイア」でコーチ、「面白いことのほうが多い」

 かつて大阪桐蔭高のエースとして甲子園を沸かせた辻内崇伸氏。巨人に所属した8年間はケガに泣かされ、1軍での登板機会がないまま、2013年に現役を引退した。

 一時は一般会社への就職を決めていたが、女子プロ野球からオファーを受け、指導者の世界に飛び込んだ。14年から2年間は「埼玉アストライア」で投手コーチを務め、今年からは若手育成に特化した「レイア」に移り、仙台で指導にあたっている。女子プロ野球の指導者として3年目を迎えた辻内氏に、指導者としての現状、今後のプランなどを語ってもらった。

――今年からレイアに“移籍”という形になりました。女子プロ野球以外の選択肢は考えたのですか?

「一度、女子プロ野球の世界に入りましたし、まだ3年目なので。1、2年で終わったら意味がないですから。女子プロ野球の発展に貢献したい気持ちは強いですね」

――レイアに所属しているのは20歳以下の選手。若い選手を指導する難しさもあるのでは?

「そうですね。もちろん大変な面もありますけど、面白いことのほうが多いですね。今の子は大きい。身長が177、8センチある選手もいるんです。育成がメインのチームなので、素材がいい選手を入団テストで獲ってくるんです。まだ若いのでカバーリングなど基本的な動きはこれから鍛えないといけませんが、パワーがあるとか、一芸に優れた子が多いですね」

RECOMMEND