鎌ケ谷でひそかな話題に なぜ野球観戦でラジオ体操?

日本ハム2軍本拠地で開催されるラジオ体操にはビジター選手も参加

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「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」で行われるラジオ体操【写真:篠崎有理枝】

 日本ハムファイターズ2軍の本拠地、「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」では5回終了時にラジオ体操が行われる。始めた当初はまばらだったものの、現在では8割ほどの観客が体を動かし、その珍しさからビジター選手も参加する鎌ケ谷名物となっている。なぜ、野球観戦でラジオ体操を行うことになったのだろうか。ファイターズ首都圏事業部の中原信広さんに話を聞いた。

「鎌ケ谷スタジアムは近隣のファミリー層をはじめ、野球ファンから野球を知らない初心者の方までどなたでも笑顔で楽しんでいただけるアメリカ式のボールパークを目指しています。その中の一環でお客さんに楽しんでもらおうとラジオ体操を始めました。

 本格的に始めたのは2012年からです。それ以前は『カビー体操』という子ども向けの体操を行っていました。しかし、リズミカルには踊れますが、難しくて多くの人に浸透しませんでした。平日は年配の観戦者が多いということもあり、誰でもわかるラジオ体操に変更しました」

 野球観戦は、体だけでなく試合内容により心も緊張の連続。そのため、ラジオ体操で体も心もほぐしてもらおうという考えだ。スタンドだけでなく、グラウンドに降りてラジオ体操を行うことができ、こちらは子どもの参加者が多い。

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