広島野村、6回2失点でトップタイ6勝目も…緒方監督「バランスが悪かった」

昨季は10失点喫したロッテから白星、「要所でしっかり投げられた」

 広島の野村祐輔投手が1日のロッテ戦に先発し、6回111球で2失点と力投。広島は4-2で勝利し、野村はチームメートのジョンソンに並ぶハーラートップタイの6勝目を挙げた。

 野村にとっては、昨年5月28日にマツダスタジアムで屈辱の6回10失点(自責8)と火だるまになった因縁の相手。この日は明大の後輩で、ロッテルーキーの関谷との投げ合いとなった。

 先輩の意地を見せたいところだったが、立ち上がりの初回に制球が定まらず、清田、角中、デスパイネと二塁打3本を許した。井口からはチェンジアップで三振を奪い、何とか最少の1失点でしのいだが、苦しい立ち上がりだった。

 それでも、「制球に苦しんだが、要所でしっかり投げられたのはよかった」と野村。2-1で迎えた4回に加藤に同点打を許すも、5回2死一、三塁のピンチは無失点でしのぎ、6回111球で降板した。

 直後の7回、2死からエルドレッドの決勝打が飛び出し、野村に白星が転がり込んだ。リーグトップの6勝目にも、緒方監督は「バランスが悪かった。体の使い方を直して、本来のピッチングをしてほしい」と苦言を呈していた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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