隠れた「最少記録」 日本ハム西川遥輝が2リーグ制以降初の記録に挑む

過去2年シーズン中に記録した併殺打は「1」ずつ、今季はまだ「0」

 「この場面、併殺打は何としてでも避けたい」

 試合中にこのようなことを思った経験があるだろう。だが、併殺打を避けようとするがあまり、弱気なスイングになってしまっては元も子もない。野球という競技をしている以上、塁状況が詰まっている際にはどうしても併殺打が付きまとうものなのだ。

 しかし、北海道日本ハム・西川遥輝選手は違う。過去2年間、シーズンの併殺打はいずれもたったの1。今年も6月29日時点で73試合を終え、併殺打は1つもない。シーズンも半分が過ぎ、すでに折り返し地点を過ぎているだけに、「今年も」という期待がかかる。

 ところで、併殺打を打ちにくい打者とはどのような選手なのか。普通に考えれば、左打者で足が速い選手が真っ先に思い付くだろう。しかし、過去の記録で併殺数が少なかった選手を見てみると、必ずしも足が速いという特徴が当てはまるというわけではなかった。もちろん足が速いに越したことはないが、その他の能力も重要になってくるというわけだ。だとすれば、併殺打を打たないためには他にどのような能力が必要なのだろうか。


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