巨人大田が値千金打、燕バレ退場、広島貯金17、日本ハム12連勝…8日のプロ野球

阪神藤浪161球も8失点、西武メヒア&大阪桐蔭トリオが本塁打、楽天則本9勝目

 プロ野球は各地で6試合が行われた。セ・リーグでは、巨人が途中出場の“代役4番”大田の活躍でDeNAに3-1で逆転勝利した。1点を追う6回に男・村田が左中間席へ9号ソロで同点。7回に先発大竹の代打に送られた新人の山本が左中間へ二塁打で口火を切り、坂本の敬遠気味の四球など2死二、三塁とすると、負傷した長野に代わって4番に入っていた大田がフルカウントから2点三塁打。大竹は7回1失点で今季2勝目を挙げた。DeNA井納は力投も最後はフォークの精度が悪くなり、痛打された。

 首位の広島は甲子園で阪神と戦い、8-2で快勝した。阪神先発の藤浪を初回から広島打線がとらえ、鈴木が満塁から2点打を放った。その後も加点し、先発ジョンソンを援護。藤浪は3回までに5失点するなど、8回8失点。交代はなく、雨の中、161球を投げた。ジョンソンは7回2失点で9勝目を挙げた。

 ヤクルトは中日を6-3で勝利し。良くも悪くも主役はバレンティンだった。初回に1死満塁からバレンティンの2点打で先制。しかし、3回に中日先発のジョーダンから死球を受け、激怒。ヘルメットを投げつけたため、審判団から退場を通告された。中継ぎから先発に戻った成瀬は5回2/3を投げて2失点。4月12日の巨人戦以来となる3勝目。中日は終盤に荒木や福田の本塁打で追い上げたが、及ばなかった。

 パ・リーグでは、日本ハムが9年ぶりの12連勝で2位浮上。首位ソフトバンクとは5.5差となった。1点を追う1回に陽岱鋼の2ランなど打者12人で7得点。その後も大野の2打席連続ソロなどで加点した。先発の高梨は7回4安打3失点で5勝目(2敗)。ロッテは先発の二木が3回8安打4四球で9失点と乱調。で、チームの連勝も3でストップした。

 西武は4本塁打で快勝した。3点を追う4回、メヒアがリーグ単独トップの25号ソロ。5回には森が無死一塁から5号2ランで逆転した。中村も12号ソロを放つと、7回には浅村も12号ソロ。メヒアと大阪桐蔭トリオがアーチを描いた。2番手の十亀が2勝目。オリックスは先制したが、逆転負けし、借金はワーストの21となった。

 楽天は2-2の9回1死二塁から、銀次が決勝の適時打を放った。先発の則本は5回に1死一塁で松田に2戦連発となる同点の左越え2ランを許したが、8回8安打2失点。ロッテ・石川、ソフトバンク・和田に並ぶリーグトップタイの9勝目を挙げ、最後は松井裕が締めた。ソフトバンクの和田は10勝目はならなかった。

【セ・リーグ】
◇巨人 3-1 DeNA(東京ドーム)
勝 大竹寛(2勝1敗)
敗 井納(5勝8敗)
S 澤村(3勝1敗22セーブ)
HR【巨】村田9号

◇阪神 2-8 広島(甲子園 )
勝 ジョンソン(9勝5敗)
敗 藤浪(4勝5敗)
HR【広】田中8号

◇ヤクルト 6-3 中日 (神宮)
勝 成瀬(3勝2敗)
敗 ジョーダン(5勝3敗)
HR【中】荒木1号、福田5号【ヤ】西田3号

【パ・リーグ】
◇日本ハム 12-3 ロッテ(札幌ドーム)
勝 高梨(5勝2敗)
敗 二木(5勝6敗)
HR【日】陽10号、大野4、5号【ロ】ナバーロ10号

◇西武 8-4 オリックス(西武プリンス)
勝 十亀(2勝3敗)
敗 山田(0勝1敗)
HR【西】メヒア25号、森5号、中村12号、浅村12号【オ】西野1号

◇ソフトバンク 2-3 楽天 (ヤフオクドーム)
勝 則本(9勝5敗)
敗 サファテ(0勝5敗27セーブ)
S 松井裕(0勝3敗18セーブ)
HR【ソ】松田18号

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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