スタントンが本塁打競争初制覇も…新記録の61発でマーリンズが大損!?

渾身の割引企画が裏目!? 後半戦はチケット61%オフも…「マーリンズに高くつくことに」

 イチロー外野手の所属するマーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手が、11日(日本時間12日)にサンディエゴで行われたオールスターのホームランダービーで規格外の長打力を見せつけ、初の優勝を果たした。所属選手の初優勝に沸くマーリンズだが、マーケティング部門は渾身のプロモーション作戦が裏目に出てしまったという。米テレビ局CBSスポーツは「ジャンカルロ・スタントンのHRダービーは割引オファーに出たマーリンズにとって高くつくことになった」と特集している。

 スタントンは圧巻の長打力を見せつけた。1回戦ではマリナーズのロビンソン・カノ内野手を相手に24本-7本で圧勝すると、準決勝ではオリオールズのマーク・トランボ外野手に17本-14本で勝利。昨年王者のホワイトソックスのトッド・フレイジャー内野手を迎えた決勝では、20本-13本で完勝を収めた。

 合計61本の柵越えを放ったスタントンは、2005年のボビー・アブレイユ(フィリーズ)の合計41本という記録を破り、ホームランダービー史上最多記録を樹立。一方で、マーリンズが衝撃のホームランダービーを前にファンに本拠地マーリンズ・パークへの来場を呼びかけるメールを送っていたことを記事では伝えている。その内容は以下のようなものだったという。

「ジャンカルロがホームランを打つたびに、あなたもお得に。ペトコパークでG(スタントン)がホームランを打つたびに、マーリンズのこれからの入場券を割引します。例えば、25本塁打ならマーリンズのチケットは25パーセントオフも」

 この宣伝文句の通りならば、スタントンの新記録達成でマーリンズは61パーセントもの割引を迫られることになった。

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