【日米大学野球】米国代表、移動バスが追突されるハプニングも白星で勝敗タイに戻す

東京→静岡に移動中、サービスエリアで車が追突

 第40回日米大学野球選手権第4戦が16日、静岡県草薙総合運動場野球場で行われ、アメリカが0-0で勝利し、対戦成績を2勝2敗の5分に戻した。

 まさかのアクシデントもはねのけた。この日の午前中に東京から静岡へバス移動した一行は、休憩のため途中のサービスエリアに立ち寄った。その時、一行が乗った大型バスに衝撃が走った。なんと停車したバスに一般車が追突。追突した車はバンパーが大破したが、幸いバスは無傷だった。それでも事故処理のため1時間以上も立ち往生し、静岡到着は大幅に遅れてしまった。

 だが、試合運びは冷静そのものだった。先発ライトが4回を無失点に抑える力投を見せると、今大会あまり元気のなかった打線が目覚めた。

 2回に日本代表のミスに乗じて2点を先制すると、4回には連打と死球で無死満塁とすると、代打ヒウラの打席に暴投で1点を追加。1死後に8番スコウグが右翼ポール付近に3ランを叩き込むなど、この回に一挙6点を挙げた。8回には2死一塁から1番フリードルが右翼へ2点本塁打を叩き込み、ダメ押し点。ホートン監督は「今日の勝利は攻撃につきる。打席で我慢強く、かつ積極性を持っていけたことがカギだった」と勝利を喜んだ。

 来日前は台湾遠征を行っていた米国代表は、19日に帰国し、その3日後にはキューバ遠征に出掛ける強行スケジュールの真っ只中。ホートン監督は「明日は両チームともエース級の投げ合いで、スコアボードに“0”が並ぶだろう。大きなチャレンジにはなるだろうが優勝して終わりたい」と2大会ぶりの優勝に意欲を燃やした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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