大谷翔平が打席で見せる凄み 自己最多11号は「捕手の配球を勉強しながら」

3連勝&8カード連続勝ち越しへ導く3ラン、「しっかり自分のスイングを出来た」

 日本ハムの大谷翔平投手が20日の楽天戦(帯広)で自己最多となる11号を放った。「5番・DH」でスタメン出場。同点の5回2死一、三塁の第3打席で、ブリガムの内角高めの直球を振り切り、勝ち越しの3ラン。野手出場6試合ぶりとなる一発で、チームを3連勝&8カード連続勝ち越しへ導いた。

 主砲・中田に続いた。1点を追う5回2死一、三塁で悩める4番が同点の中前タイムリー。5番を打つ大谷へプレッシャーはなくなった。

「まずは同点に追いつくまでが一番大事。中田さんが打ってくれたので、しっかり自分のスイングを出来た。同点で気持ちがすごく楽になりました」

 初回1死一、三 塁、3回2死二塁では厳しく内角を攻められ、2打席連続で空振り三振。配球のイメージは出来ていた。

「足立さんの配球はいまいちよく分かってなかった。(本塁打を放った打席は)投手というより捕手の配球と思っていた。どういう感じで配球しているのかを勉強しながらやりました。すごくいい内角球を待っているのではなく、内甘(内角甘め)を待ってました」

 14年に記録した10本塁打を超える自己最多本塁打。発する言葉からも凄みを感じさせる。1、2打席目の空振り三振を振り返った時だ。

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