3000安打へ「2」のイチロー、102年の歴史誇る球場で史上2人目快挙なるか

残り2試合の起用法は不透明、どちらか先発なら達成の可能性も…

 試合前、マーリンズのドン・マッティングリー監督は「本拠地で達成してほしい気持ちがあった。17打席あったけどね」と振り返った。31日までの本拠地10連戦では、先発出場は2試合のみに終わり、17打数2安打の打率.118。残り4本に迫ってマイアミに戻りながら、偉業は持ち越しとなっていた。シカゴ、コロラドと続く計6試合の敵地遠征で3000安打達成となるだろうか。

 2日(同3日)の起用法について、指揮官は「それは明日言うよ」と話した。3日(同4日)はデーゲームとなっているだけに、残り2試合のどちらかでレギュラーを休ませ、イチローを先発させる可能性もある。一方で、4日は移動日で試合がないため、必ずしも主力に休養を与える必要はなく、マッティングリー監督も起用法を決めかねているという。

 歴代4位の通算3630安打を放ったミュージアルが、リグレー・フィールドで自身3000本目のヒットを放ったのは1958年5月13日。イチローはあと2本のヒットで伝統ある球場に58年ぶりの歴史を刻むことになる。残り2試合のどちらかでスタメンに名を連ねれば、敵地のファンの喝采を受ける場面が訪れることになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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