広島新井、史上25人目の2000安打&300HR 神宮達成に「思い出詰まった球場」
「ちょっとこすり気味」も史上42人目の通算300号
広島の新井貴浩が史上42人目の通算300本塁打を達成した。2回無死一塁で出場8試合ぶりとなる13号先制2ラン。4月26日に通算2000安打を決めた神宮で再びメモリアルアーチを放った。300本塁打と2000安打を同時に達成するのは史上25人目。広島では衣笠祥雄、山本浩二に続く3人目の快挙となった。
フルカウントからヤクルト先発石川のシンカーを振り抜いた。新井は手応えがなかったのか、いつものような豪快なフォロースルーは見られなかった。中堅手の比屋根は一度足を止めて、捕球できそうな体勢になったが、打球はその頭上を越えてバックスクリーンへ飛び込んだ。
敵地でヒーローインタビューを受けた新井は「とにかく先制点が欲しいと思った。ちょっとこすり気味だった。(バックスクリーンに入って)本当にうれしかった」と笑顔。神宮での再びの記録達成に「大学時代からたくさんの思い出が詰まった球場。たくさんの応援が力になっています」とコメントし、ファンの大声援を浴びた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count