日本ハム大谷翔平が首位相手に見せた圧倒的な存在感

1試合2発、今季ホークス戦は8本塁打を放っている大谷

 負けられない試合で、さすがの存在感を放った。北海道日本ハム・大谷翔平が6日、2本塁打4打点の大活躍で福岡ソフトバンクに快勝。敗戦か引き分けであれば、福岡ソフトバンクにマジックが点灯するという状況で、二刀流がバットで貢献した。

 3回無死1塁、相手先発・千賀の3球目を左翼席へ放り込んだ。直前の中島卓が13球粘った末に四球で出塁したことも大きかった。「粘ってくれて、後ろでいっぱい見られましたし、何とか食らい付いていこうと思いました。入ってくれて良かった」。リードを3点に広げる第15号2ラン。1塁ベースを蹴ると、手を挙げて喜びを表現した。

 だが、相手はソフトバンク。3点では安心できない状況で、日本ハム打線の攻めが止まらなかった。6回2死一、二塁、大野が左翼へ2点適時二塁打。開幕から8勝負け無しできていた千賀から5得点をたたき出した。

 そして7回だ。1死二塁、2番手の嘉弥真の2球目。大谷はすくい上げるようにして振り抜くと、ボールはバックスクリーンに一直線。勝利を決定付ける2ラン。「すごくいい打撃ができたかなと思います」と自画自賛の16号だった。

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