3000安打へ王手のイチロー、8日は先発出場 偉業達成へ、チームが異例の発表

三塁内野安打で2999安打、試合後に広報が翌日のスタメン出場を発表

 マーリンズのイチロー外野手は6日(日本時間7日)、敵地ロッキーズ戦で史上30人目のメジャー通算3000安打に王手をかけた。8回に代打で登場し、三塁内野安打で2999本目のヒットをマーク。9回の2打席目は投ゴロに終わり、偉業達成はお預けとなったが、7日(同8日)の試合でスタメン出場することが試合後にチーム広報から発表された。

 イチローは、3-12の9点ビハインドで迎えた8回、先頭スタントンの代打で登場した。敵地が大きな歓声に包まれる中、右腕ライルスの直球を三塁方向へゴロを転がす。三塁手アレナドは素手でつかんで必死に送球したが、イチローが一足早くベースを駆け抜けた。

 9回の2打席目は間一髪のタイミングで投ゴロに倒れたが、3000安打へいよいよ残り1本。試合後、ドン・マッティングリー監督は7日の試合での先発起用を明言しなかったが、その後、チーム広報がイチローのスタメン出場を異例の発表。偉業達成に大きな期待がかかることになった。
 
 イチローは7月28日(同29日)のカージナルス戦で二塁打を放ち、3000安打へ「2」としていた。球団は当日の深夜、イチローの翌日の先発出場をツイッターで発表する異例の形を取ったが、その時は4打数無安打に終わっていた。

 イチローの打率は.318となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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