広島、週末先発濃厚のヘーゲンズ投入 投手陣の苦しいやりくり続く

緒方監督「先発が足りない中で、限られた人数でやらなければいけない」
10日の試合で阪神に1-2で惜敗した広島。戸田、岡田の離脱で先発ローテが苦しくなった状況で、週末の先発起用が予想されるヘーゲンズが、この日の試合の7回にリリーフとして登板した。
1点ビハインドの7回、先発の福井に代わってマウンドに上がったのは、これまで通りの「7回の男」だった。1イニングを無失点に抑えたヘーゲンズは、「最初のイニングの入りは少し制球が乱れたが、自分の仕事はしっかりできたと思う」と胸を張った。
起用法については、「役割はチームが決めることで、自分でどうこうできるものではない。どんなポジションでも、次の登板に向けてベストを尽くすだけ」と表情を変えることはなかった。
緒方監督は、「先発が足りない中で、限られた人数でやらなければいけない。ヘーゲンズも完全に先発に転向するわけではない。投手陣の人数が足りない中での起用」と説明したが、投手陣のやりくりに苦労していることは間違いないようだ。
【了】
大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo
