イチローの渡米当初の逸話を米記者が披露 「君は特別?」「僕はイチロー」
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米記者が伝えたエピソードとは
史上30人目の3000安打に到達したマーリンズのイチロー外野手について米記者が渡米した当時のエピソードを紹介している。
イチローは2001年にマリナーズでメジャーデビュー。当時、チームに所属していた元チームメイトのマイク・キャメロンの話として、ESPNのデービッド・シェーンフィールド記者が以下のような話を伝えている。
「イチローがマリナーズに加入した当初、彼は工夫をしてバットをダグアウトの壁に吊るしていたんだ。他のバットと同様にしまっておくわけではなくてね。するとルー・ピネラ監督はイチローにこう大声で言ったそうだ。『君はスペシャルだとでも思っているのか!?』と。するとイチローは『僕はスペシャルではないです。僕はイチローです』と返答したらしいよ」
イチローの道具に対する扱い方は米メディアでもたびたび話題となっており、以前、地元紙も「(イチローは道具を)トロフィーのように扱う」と伝えていた。徹底した体調管理をはじめ、自身の信念やスタイルを貫き通して、メジャー16シーズンで次々と偉業を成し遂げてきたベテラン外野手。米記者が「面白い話」として伝えた移籍当初の監督とのやり取りも、イチローらしいエピソードと言えそうだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
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