歩み止めないイチローに敵地元紙が敬意 「スイングは今も変わらず美しい」

ピッツバーグ地元紙が特集、イチローは「いとも簡単に打撃をしているよう」

 主砲のジャンカルロ・スタントン外野手が負傷で離脱してから、スタメン出場が急増しているマーリンズのイチロー外野手。19日(日本時間20日)からの敵地でのパイレーツ3連戦では、初戦は代打、残り2試合は「6番・ライト」として出場。マーリンズはワイルドカード争いのライバルに3連勝を飾った。

 イチローが放ったヒットは第2戦での二塁打1本のみだったが、敵地メディアは歴代28位の通算3008安打を放ってきたイチローの打撃技術を称賛。2013年にパイレーツのシーズン負け越しを20年連続でストップさせ、プレーオフ進出へ導いて最優秀監督賞に輝いたクリント・ハードル監督も、独特の打撃スタイルはイチローだからこそ可能なものだと指摘している。

 このシリーズ、マーリンズは初戦に6-5で勝利すると、2戦目は3-1、3戦目は3-2といずれも接戦を制した。2戦目は投手陣がパイレーツ打線をわずか4安打に抑えて勝利。敵地の地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」は「長い間いとも簡単に打撃をしているように見せてきた男が相手ベンチにいるということは、打撃を難しいもののように感じさせ、ばつの悪い気持ちになる」と伝えた。

 もちろん、「長い間いとも簡単に打撃をしているように見せてきた男」とはイチローのこと。地元チームの打線の低調ぶりを、3008安打を放ってきた背番号51と対比することで嘆いた形だ。

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