上原浩治、22日にもブルペンで投球練習開始「新たな前進」と指揮官

メジャー復帰の見通しは立たないが、確実に前進中

 右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りしているレッドソックス上原浩治投手が、22日(日本時間23日)にもブルペンで投球練習を開始することが分かった。地元テレビ局「CSNNE」が公式サイトで伝えている。

 21日(同22日)敵地でのレイズ戦前に、ファレル監督が怪我人の現状について言及したという。上原については「いい強度、距離、回数で遠投を続けている」と、復帰に向けて順調にリハビリが進んでいる様子を明かした。だが、記事では「マイナーのレギュラーシーズンは2週間半で終わるから、上原がリハビリ登板できる場所がなくなる」と指摘。もし今季中の復帰が叶うとすれば、マイナーでの調整を経ずして直接メジャーに戻る道をたどることになりそうだ。

 指揮官も「いつメジャー復帰の話し合いが持たれるかは分からない」と、今後の見通しについては不透明であることを強調。それでも「(プルペンで投球練習を始める火曜日は)新たな前進だ」と、今季中の復帰に含みを持たせたという。

 レッドソックスは、21日終了現在、ア・リーグ東地区首位ブルージェイズを0.5ゲーム差で追う2位につけている。プレーオフ進出、ワールドシリーズ優勝に向けて、ブルペン強化が必須とされているだけに、上原の早期復帰が叶えば、戦力プラスになるはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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