イチロー、快足生かしてチャンスをつなぎ、先制ホームに成功

同点の3回に快足飛ばして併殺まぬかれる→後続ヒットで生還

 マーリンズのイチロー外野手が1日(日本時間2日)、敵地でのメッツ戦に「2番・右翼」で先発し、3回に先制のホームを踏んだ。

 0-0で迎えた3回1死一塁の場面。この日2度目の打席に立ったイチローは、先発デグロムがカウント3-1から投げた5球目93マイル(約150キロ)ツーシームにバットを合わせた。打球は二塁手の前に転がり、併殺プレーやむなしかと思われた。だが、一塁まで快足を飛ばしたイチローがベースにタッチするのと、一塁手ロニーが送球をキャッチしたのが、ほぼ同時。一塁塁審はアウトをコールしたが、マーリンズのマッティグリー監督はビデオ判定を要求。その結果、判定は覆り、イチローはセーフとなった。

 この直後、次打者プラドが四球で2死一、二塁となったところで、4番のイエリッチがセンター前に適時打を放ち、二塁走者だったイチローは一気に生還。貴重な先制ホームを踏んだ。

 マーリンズは現在5連敗中。プレーオフ進出を目指す上でも、イチローの快足がきかっけとなった先制点は大きな意味を持つことになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY