ウィーラー決死のダイビングキャッチ 女性客のアシストでグラウンド復帰
中田のファウルフライを三塁フェンス際で、客席に向かってダイビングキャッチ
楽天のゼラス・ウィーラー内野手が10日の日本ハム戦(コボスタ宮城)で決死のダイビングキャッチを見せた。
「4番・三塁」でスタメン。渾身の体当たりプレーが飛び出したのは、3点リードを許した直後の3回無死だ。中田のファウルフライは三塁フェンスのギリギリへ。スタンドへ入ろうとする打球をジャンプして好捕。客席にダイブしながらも、ボールを離さず三邪飛とした。
右腕一本でフェンスをつかみ、スタンドへ飛び込もうとする100キロの巨体を支えたが、最後は女性ファンの力を借りて再びグラウンドへ。来日2年目の助っ人が見せたビッグプレーに、地元ファンから温かい拍手をおくられた。
チームは3点を追う3回裏に先頭・岡島の5号ソロ、ペゲーロの7号ソロが飛び出して1点差に。ウィーラーの全力プレーが、チームに流れを呼び込んだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count