【女子野球W杯】マドンナジャパン、韓国にも快勝 5連覇へ、W杯20連勝でカナダとの決勝へ

韓国に快勝で今大会も無傷の7連勝、11日に5連覇かかる決勝戦

 野球女子日本代表「マドンナジャパン」は10日、「第7回 WBSC 女子野球ワールドカップ」(韓国・釜山)の韓国戦に6-0で快勝し、開幕から無傷の7連勝とした。先発の荒木が4回1安打無失点6奪三振と快投し、打線は小島のタイムリー内野安打、石田の2点打などで着実に加点した。これで2012年からW杯20連勝。5連覇へ向けて、11日の決勝に挑む。

 9日の時点で決勝進出を決めていた日本は初回、先発の荒木が2三振を奪うなど3者凡退に抑える。その裏、打線は2死から好調の川端が遊撃内野安打で出塁。盗塁2つで三塁まで進むと、相手の暴投で先制のホームを踏んだ。さらに、有坂、寺部の四球と盗塁などで2死二、三塁として、小島がショートへのタイムリー内野安打。初回に2点を先制した。

 3回、荒木はヒットと犠打で1死二塁のピンチを背負う。しかし、三ゴロ、一ゴロと後続を仕留めて無失点。4回は3者凡退に抑えると、直後の攻撃でようやく追加点が生まれる。先頭の田口が左中間への二塁で出塁し、暴投で三塁へ。相手の失策で無死一、三塁となり、平賀のスクイズで1点を加えた。さらに、厚ヶ瀬の一ゴロで相手がエラー。4-0とした。
 
 日本は好投の荒木に代わり、5回から田中が登板。難なく3者三振に仕留める。すると、打線は2四球と犠打で1死二、三塁のチャンスを作り、石田がレフト前へ2点タイムリー。6点差とした。

 6回には田中が1死から死球を与えたところで、吉井にスイッチ。次の打者を二ゴロで2死一塁となると、ここでエースの里をマウンドに送った。里はセンター左へのライナーを打たれたが、三浦が好守を見せて失点を防いだ。

 その裏、打線は追加点を奪えなかったものの、7回は里がそのまま締めて6-0で快勝。前回大会に続く全勝優勝をかけ、11日にカナダとの決勝に挑む。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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