黒田の粘り、田中の激走 25年ぶり優勝へ、広島が無安打で1点を返す
2点を追う3回に1点差に詰め寄る
25年ぶりの優勝へマジック1として10日の巨人戦(東京ドーム)に臨んでいる広島が、3回にノーヒットで1点を返した。
2点を追う3回表。先頭打者は投手の黒田。簡単には打ち取られまいとファウルなどで11球も粘り、巨人先発のマイコラスをじりじりと苦しめた。結果は三振だったが、続く1番・田中に対して、マイコラスはペースを乱されたのか四球を与えた。
1死一塁から2番・菊池の強い打球が、初回に先制2ランを放っていた遊撃・坂本へと飛ぶ。坂本はバウンドを合わせれられず、ボールを足に当ててしまい、打球は右中間へ転々(記録は失策)。一塁走者の田中はスピードを一切緩めることなく、二塁、三塁と蹴って、一気に本塁まで駆け抜けてホームイン。1点を返した。優勝への執念を感じさせるプレーだった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count