阪神岩貞完封&プロ初打点、ハムM点灯お預け、オリサヨナラ勝ち…11日プロ野球
広島完封負け、ホークス連敗3でストップ
プロ野球は11日、各地で6試合が行われた。
広島は巨人に完封負け。25年ぶりのリーグ制覇から一夜明け、チームの連勝は5で止まった。先発のヘーゲンスが4回2失点で降板。7回には14年ドラフト3位・塹江がプロ初登板したが、0回1/3で6失点した。打線は7安打を放ったが、ホームが遠かった。巨人は先発の高木が7回6安打無失点。118球の力投で5勝目を挙げた。
中日はDeNAに逆転勝ち。チームの連敗を4で止めた。1点差の7回に代打・藤井の押し出し四球で同点。8回に堂上の適時二塁打で勝ち越し、高橋の適時二塁打で突き放した。先発の新人・小笠原は7回5安打2失点と好投。2番手・又吉が5勝目を挙げた。敗れたDeNAは初回に筒香の適時二塁打で先制。同点の6回にロペスの2試合連続となる26号ソロで勝ち越したが、救援陣が崩れた。
阪神はヤクルトに完封勝ちし、連敗を4でストップ。岩貞が4安打完封勝利を飾った。打線も2桁安打で5得点。鳥谷が7号ソロを含む2安打2打点、また、岩貞がプロ初打点を挙げる活躍を見せた。ヤクルトは山中が5回2失点で11敗目。
パ・リーグでは首位・日本ハムが楽天に大敗。チームの連勝は3で止まり、優勝マジック点灯はお預け。ソフトバンクと0.5ゲーム差となった。同点の4回。先発・加藤と2番手・井口が打ち込まれ、3者連続タイムリーを含む4安打で大量4失点した。6回には3番手・鍵谷が3失点。楽天打線に13安打で9失点した。打線は大谷が2試合連続、今季23度目のマルチ安打をマーク。この日が29歳の誕生日だったレアードは4回にリーグトップ36号ソロ。9回には中田が2点打を放ち、自己最多シーズン104打点をマークしたが、反撃は届かなかった。
2位・ソフトバンクは西武に打ち勝ち、連敗を3でストップ。2回に高谷の適時打で先制。3回には松田の適時打、吉村の犠飛、江川の適時打で一挙3点を挙げ、6回には内川の17号3ランでダメ押した。内川は4打点。先発の摂津は5回3失点で2勝目。守護神のサファテは昨季に並ぶ自己最多タイ41セーブ目を挙げた。西武は佐野が試合を作れず。森が8回に2年連続2桁本塁打となる10号ソロを放つなどチームは3本塁打を放ったが、届かなかった。
オリックスはロッテに9回サヨナラ勝ち。3連勝を飾った。1点を追う8回、吉田の適時二塁打で同点とすると、9回は2死満塁から安達がサヨナラの押し出し四球を選んだ。敗れたロッテは4番・デスパイネが左手首痛のため出場選手登録を抹消。4番にはリーグ首位打者の角中が入ったが、チームは4安打3得点に終わった。
【セ・リーグ】
巨人 8-0 広島(東京ドーム)
勝 高木(5勝8敗)
敗 ヘーゲンズ(7勝4敗)
HR【巨】長野11号
中日 4-2 DeNA(ナゴヤドーム)
勝 又吉(5勝6敗)
敗 三上(2勝4敗)
S 田島(16セーブ)
HR【中】高橋4号、【D】ロペス26号
ヤクルト 0-5 阪神(神宮)
勝 岩貞(7勝9敗)
敗 山中(6勝11敗)
HR【阪】鳥谷7号、福留10号
【パ・リーグ】
楽天 9-4 日本ハム(コボスタ宮城)
勝 辛島(3勝5敗)
敗 加藤(5勝3敗)
HR【楽】岡島6号、ペレス4号、【日】レアード36号
ソフトバンク 8-5 西武(ヤフオクドーム)
勝 摂津(2勝2敗)
敗 佐野(1勝1敗)
S サファテ(41セーブ)
HR【ソ】内川17号、【西】メヒア34号、山川12号、森10号
オリックス 4×-3 ロッテ(京セラドーム大阪)
勝 平野(4勝4敗)
敗 益田(3勝2敗)
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count