V3を逃したホークスの誤算…埋められなかった李大浩の穴
響いた7月の失速、打線全体が機能不全に
〇3、4月 14勝8敗3分 打率.258 17本塁打 125得点
〇5月 18勝5敗1分 打率.273 26本塁打 120得点
〇6月 16勝6敗1分 打率.279 25本塁打 106得点
〇7月 11勝11敗0分 打率.232 12本塁打 63得点
〇8月 11勝14敗0分 打率.254 19本塁打 107得点
〇9月 13勝9敗1分 打率.274 15本塁打 116得点
〇10月 0勝1敗0分 打率.172 0本塁打 0得点
1つのポイントになったのは7月。試合数が少ないとはいえ、全体的に打撃が著しく低調だったことが分かる。苦手としていた日本ハムの有原、高梨、オリックスの金子、西、ロッテの涌井といった各球団のエースクラスとの対戦が続いたこともあり、柳田、松田、内川といった主軸のバットも一斉に湿った。
強かった時のソフトバンクは、誰かが調子を落とすと別の人間が打ってカバーするという相互補完が際立ち、強さを保っていた。それが7月、打線全体が機能不全に陥った。松田を1番に起用してみるなどの試行錯誤も大きな効果があったとは言い難い。この7、8月の失速が結果的に日本ハムの接近を許してしまった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count