打者の“世界デビュー”は3球三振 大谷翔平が苦しんだ「間合い」

メジャー投手に3球三振、「真っすぐも力があったし、スライダーも良かった」

 侍ジャパン日本代表の大谷翔平投手(日本ハム)が10日のメキシコとの強化試合(東京ドーム)で打者として“世界デビュー”した。

 ベンチスタートだったが、3-4で1点差に迫った8回2死二塁。大野の代打で出場した。ここでメキシコ代表ベンチはナショナルズの変則左腕ペレスにスイッチ。タイミングが合わず、3球三振に倒れた。

「なかなか自分の間合いで入ることが出来なかった。3球でしたけど、真っすぐも力がありましたし、スライダーも良かった。代打の1打席なので1球で仕留めたかったが、独特のフォームでボールを捉えることが出来なかった」と悔しさを口にした。

 試合前の練習中にはメキシコ代表でドジャースで通算308本塁打を記録しているエイドリアン・ゴンザレスと交流。「是非ウチに来てもらいたい」と、ドジャースグッズが入ったドラムバッグを贈られた。18年シーズンにもメジャー挑戦する可能性があるだけに、充実の時間となったようだ。「色々と話をさせてもらいました。(ゴンザレスの活躍は)テレビで見てましたし、ポストシーズンの活躍も見ていた。凄いなと思って見てました」と振り返った。

 来年3月7日のWBC1次ラウンド初戦でキューバと対戦することが決まり、「自分たちの野球をすることが大事だと思います。身体能力が高いイメージがありますし、投げる、打つ能力もすごく高いと思います。どこが相手でもしっかりやれればいい」と表情を引き締めた22歳。野手として出場する残り3試合の強化試合に向けては、「代打で1打席に立てたのはすごく良かったですが、しっかり結果を残したいなと思いました。使ってもらえたところで自分の打撃が出来るように準備したい」と意気込みを語った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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