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ハム高梨を新人王へ押し上げた転機 「今までにない感覚」掴んだ瞬間とは

ソフトバンク相手につかんだ自信、「カーブはこんな使い方ができるんだなと」

 当時首位だったホークスとは9.5ゲーム差。これ以上は負けられない試合だったが、最速146キロのキレのある直球、100キロ台のカーブを決め球にして、7回11奪三振、5安打無失点。4勝目を挙げると共に、栗山監督就任後は最長で、チーム7年ぶりとなる8連勝を引き寄せた。結果、その後の球団新記録の15連勝につなげ、最大11.5ゲーム差からの大逆転優勝も実現した。

「ソフトバンク相手に抑えられたのは自信になりましたし、あの試合でカーブはこんな使い方ができるんだなと思った。その後の先発した試合につながりましたし、印象に残った試合はたくさんあったんですけど、あの試合は転機になった試合になったと思います」

 8月以降も負けなしの5連勝を挙げて、チームのリーグV、日本一へ欠かせない戦力となった。来季は今季の109回2/3から規定投球回の143イニングに乗せることが目標だ。

「僕に勝ちが付かなくてもチームが勝てばいい。今年は規定に届かなかったので、もっとイニングを投げられるように。イニングを投げられる投手は試合を作れる投手。長いイニングを投げられれば、勝ちや防御率は付いてくる。まずはイニングにこだわって。今年は中継ぎの方々に助けられたので、来年は助けられるようにしたいです」

 大卒3年目の新人王に慢心の二文字はなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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