WL参戦中のSB松坂にボストンメディアも注目 中9日で14日に2度目先発へ

プエルトリコ初戦は4回6四球、「コントロールの問題は今に始まったことではない」

 プエルトリコのウインターリーグに参加しているソフトバンクの松坂大輔投手は、所属するカロリナの先発として、13日(日本時間14日)のカグアス戦で2度目のマウンドに上がる予定となっている。復活を目指す右腕の投球に、かつて所属したレッドソックスの地元ボストンのメディアも注目している。

 松坂は3日(日本時間4日)に現地で初登板し、4回を投げて1安打2失点2奪三振。初回に浴びた2ランによる2失点のみに抑えたが、6四球とコントロールを乱し、敗戦投手となった。

 マサチューセッツ州のニュースサイト「MassLive.com」はこの登板の後、「ボストン・レッドソックスが1億ドル(約113億円)を費やしたダイスケ・マツザカが、プエルトリコのウインターリーグでプレーしている」とのタイトルで特集。レッドソックス番を務めるクリストファー・スミス記者がレポートしていた。

 記事では、2007~12年にレッドソックスに所属していた松坂が、117試合登板で50勝37敗、防御率4.52という成績だったことを回顧。さらに、この試合での投球内容を振り返りつつ、「コントロールの問題は今に始まったことではない」と指摘。6四球という結果に反応している。

 また、「投球の間が非常に遅いことで知られているマツザカはメジャーリーグのキャリアで9イニング平均4.4個の四球を与え、8.2個のストライクを奪っていた」と振り返り、レッドソックスが西武からポスティングシステム(入札制度)で移籍する際、入札金(5111万ドル)と6年総額5200万ドルの契約を合わせて計1億ドルを費やしたことにも言及。今季はソフトバンクで1試合のみの登板に終わり、1回を3安打4四死球1暴投5失点(自責2)だったことも詳しく紹介していた。

 2度目の登板は、中9日でのマウンドとなる。ボストンメディアも注目する中、結果を残せるだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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