ロッテ内が1000万円増の3500万円でサイン「1年間いないといけない」

今季は自己最多34試合で登板も、後半に肘の張りで2か月戦線離脱

 中継ぎの切り札として絶対的な信頼を得たロッテ内竜也投手が、16日にZOZOマリンスタジアムで契約更改に臨み、2500万円から1000万円増の3500万円(金額は推定)でサインした。

 2014年まで5年連続手術を受けるなど、肩、肘、足首と故障を繰り返している。投げる球自体は超一級品との評価もあるが、昨季までの11シーズンは年間26イニングを投げたのが最多。最近6シーズンは登板30試合に届く前に、どこかに故障を起こす連続だった。

 だが、今季は10年ぶりに開幕を1軍で迎え、自己最多となる34試合、32回1/3を投げ、3勝1敗1セーブ19ホールド、防御率1.39の成績を残した。それでも怪我からは逃れられず。シーズン後半には、肘の張りから2か月も戦列を離れ、チーム失速の原因を作ってしまった。

 林球団本部長は「今までの契約更改で(投球の)中味にケチをつけたことは一度もない。(1軍に)1年いろよ、と言っているだけ。1年通じていたことがない。今年は春先から調子がよかったが、また来年さらに(登板機会を)伸ばしてほしい」という“唯一の願い”を明かした。

 さらなる奮起が期待される31歳右腕は「34試合で『やった』と思う自分がいや。1年間いないといけない。肘、肩周辺、そこを強化していかないと。1年間(1軍に)いられることを大前提にやりたい。ケガさえしなければ、持っている球で抑えられると思うので、そこだけです」と意気込んだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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