1位に上原ら加入のカブス 米メディアが今オフ各球団のチーム編成を格付け

カブスは「1年限りの奇跡ではない」

 今オフもメジャー各球団で大型契約、トレードが出始めている。レッドソックスはホワイトソックスとのトレードを成立させ、若手有望株4選手を放出する代わりにメジャー屈指の左腕クリス・セールを獲得。特に救援投手の動向に注目が集まったフリーエージェント(FA)市場では剛腕守護神アロディス・チャプマンがカブスからヤンキースへ復帰し、ケンリー・ジャンセンはドジャースとの再契約で合意した。レッドソックスで絶大な人気を誇った上原浩治はカブスと契約。自身メジャー4球団目で再スタートを切ることになった。

 毎年、各球団が大きな動きを見せる12月のウインターミーティング。このストーブリーグの山場の一つを経て、どのチームが効果的な補強を進めることができたのか。米メディアが全30球団をランキング付けし、上原らが加入したカブスが1位に選出されている。FOXスポーツ電子版が特集記事を掲載している。

 今季108年ぶりにワールドシリーズを制したカブスは守護神チャプマンが退団する一方、ホルヘ・ソレア外野手とのトレードで今季ロイヤルズで27セーブを挙げたウェイド・デービスを獲得。その後、上原も1年契約で獲得し、ブルペンに厚みをもたせた。

 FOXスポーツはウインターミーティング後のチーム編成ランキングでこのカブスを1位に選出。「2017年に起用の可能性が薄い外野手との交換で球界屈指の抑えを獲得し、クローザーを失った穴を埋めてみせた。またコウジ・ウエハラの加入でチームには8回を任せられる投手が4人もいる。サイ・ヤング賞候補は3人、そしてワールドシリーズ制覇を果たした若いロースター。1年限りの奇跡ではない」と評し、来季も優勝候補の一角となるとしている。

 2位に選出されているのはレッドソックス。デービッド・オルティスが引退する中、セールやミッチ・モアランド内野手、タイラー・ソーンバーグ投手らを加えた陣容を評価し、「サンドバルがジャイアンツ時代の輝きを取り戻せば、100勝は堅いだろう」としている。

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