生命線は「三振しにくい打撃」 アストロズ青木宣親に寄せる指揮官の期待

マキャン、ベルトラン、レディック…長打力ある打者を次々獲得も青木に寄せる期待

 オフシーズンに突入以来、積極的な補強を続けているアストロズ。11月にはウェーバー手続きを経て、マリナーズから青木宣親外野手を獲得した。その後も、外野手カルロス・ベルトラン、ジョシュ・レディックらをフリーエージェント(FA)で、捕手ブライアン・マキャンをトレードで獲得するなど補強の手を緩めない。

 元々ジョージ・スプリンガーら若手野手の豊富な球団なだけに、長打が期待される打者の獲得も相まって、青木の出場機会は減るかと思われたが、それもどうやら杞憂に終わりそうだ。来季で就任3年目のA.J.ヒンチ監督は「彼は三振を取りづらい打者」と高評価。調子の浮き沈みの激しいアストロズ打線の中で、バランスを取る役割を期待しているという。球団公式サイトが伝えている。

 ヒンチ監督は、青木の獲得を「他球団の目をかいくぐってコッソリとした」ものだったと表現。マキャン、ベルトランら長打力のある打者の獲得で、青木の存在が霞みがちだったが、指揮官はメジャー6年目を迎える日本人外野手の打撃スタイルを絶賛。獲得の意図を「うちの打線は空振りか本塁打かという打線だが、アオキはメジャー屈指の三振になりづらい打者。そういう打者の加入で打線にバランスが取れることが魅力だった」と説明した。

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