「ぶっちゃけ投手で見たい」―元メジャー岩村氏が投手・大谷を熱望する理由

打者・大谷の「ヘッドスピードは驚異」と絶賛も…

 来オフにもポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャー移籍が噂される日本ハム大谷翔平投手。移籍は実現しても来オフ以降の話だが、アメリカでも「ショウヘイ・オオタニ」の名前はニュースを賑わせている。日本では“二刀流”で活躍する22歳が、メジャーには打者で行くのか、投手で行くのか、あるいは二刀流のまま行くのか、誰もが気になるところ。そんな中、「ぶっちゃけ、俺はピッチャーとして見たい」と話すのが、元メジャーリーガーで現在はルートインBCリーグ・福島ホープスで選手兼任監督を務める岩村明憲氏だ。

 メジャーで4年を過ごし、ワールドシリーズにも出場した岩村氏は、打者として成功する難しさ、そしてメジャー投手のレベルの高さを、自身の肌を通じて体験した。逆方向に強く弾き返す打撃で、ヤクルト時代は2004年に44本塁打を記録した岩村氏は、打者・大谷も高く評価する。

「あのヘッドスピードは驚異だよね。ボールをバットで捉えるポイントも近い。反対方向にあれだけ飛ぶって、やっぱりポイントが近くないと飛ばないから。まだまだ荒削りな部分はあるけど、22歳であれだけの打撃ができるっていうのはスゴイよね。魅力がある。でも、ぶっちゃけ、俺はピッチャーとして見たい」

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