ロッテ鈴木、2000万円増で大台到達 勝利の儀式も定着「収穫は大きかった」

1億円に「感謝の気持ち」

 ロッテの鈴木大地内野手が年の瀬の27日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改、1億円の大台に乗せた。8000万円から2000万円増の1億円(金額は推定)でサインした。

 3年連続キャプテンとしてチームを引っ張てきた27歳は今季は初の3割を目標に8月9日の楽天戦まで3割をキープしたが、結局.285、6本塁打、61打点。2014年の自己最高打率の.287には及ばなかった。それでも全試合でスタメンし、チームをまとめてCS進出を引き寄せており、その貢献度は高い。「今は実感はないが、(大台到達は)やはりプロ野球でやるからには目標だったもの。つらいこともあって、色々な手助けを思い出して、感謝の気持ち。一番は伊東監督で、感謝しきれない。心から胴上げしたい気持ちを持っている」と話した。

 午前10時から始まって、1時間余り。「(主将として)球団の内外で色んな話で、もめていたわけではない」と、交渉における話題はマリンスタジアムの芝の張り替えや、デスパイネの退団など多岐にわたったようだ。

 今季は勝利の儀式で「WE ARE」の連呼が定着。拡声器をもって、キャプテン自らヒーローと外野に走り、ファンと一体で喜びを分かち合った。3割には届かなかったが、「体力面、気持ちの面できつかったが、収穫は大きかった。(気持ちの切り替えなど)色んな面で勉強した」と来季に繋がる1年となった。

 芝の張り替えに関しては「7年使うという契約があるので全面張り替えは2018年になる」と林本部長。だが、鈴木が守っている遊撃の部分が一番摩耗しているようで、出来る範囲の修復は考えているという。「押しも押されもしない中心選手」(林本部長)と球団の期待も高い。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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