西武ドラ2中塚、目標は同い年の大谷と同じ「無」 「頼ってしまいました」

全選手が入寮を完了、体重104キロの右腕は「メタボ注意」のマグカップ持参

 西武は7日、前日の今井達也投手に続き、残る4人の新加入選手全員が入寮を完了した。

 初陣をきったのは、ドラフト2位の中塚駿太投手(白鴎大)だった。「(体重)102キロだったドラフト時から、2キロぐらい増えてしまいました」と、苦笑した身長191センチの超大型右腕。新しい部屋には「105キロは超えないように」と、中学生の時に友達からもらった『メタボ注意』と書かれたマグカップを持ち込み、報道陣を笑わせた。その一方で、渡辺久信シニアダイレクター兼編成部長からは「痩せてしまうと、魅力がなくなる」ともアドバイスを受けている。最速160キロの大台を目指すためにも、今後は「体重を落とさず、筋肉量を増やす」ことをテーマに掲げた。

 また、「今年の目標を漢字一文字で」と問われた色紙には、同級生ながら憧れを抱く大谷翔平投手(日本ハム)が前日に自主トレ公開時に記したのに倣い、『無』と描いた。「自分に合った文字をいろいろ考えましたが、思いつかなかったので、大谷君に頼ってしまいました(笑)」と正直に認めながらも、「『見た感じ、何も考えてなさそうだな、アイツ』というのが自分だと思いますし、スピード球だけしかない。そういう意味でも、『無』かなと」と、最後はしっかりと自分を示す文字へとつなげた。「大事な場面で使ってもらえる投手」が、目指す投手像だ。

 中塚と同じ、大卒の田村伊知郎投手(立大)は、色紙に『勉』と書き、「プロには自分よりレベルの高い人がたくさんいる。その中で、勉強することは多いと思います。いろいろなことを勉強して、レベルアップできる一年にしたい」と意気込みを語った。

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