前田健太はWBC出場せず 米メディア報じる「ド軍の編成部長が認めた」

前回大会ではベストナイン選出の活躍も…「マエダはWBCに参加しない」

 ドジャースの前田健太投手が今春のWBCに出場しないと、ESPNが伝えた。広島に所属していた2013年は、ヤンキースの田中将大投手(当時楽天)とともにエースと期待され、本大会でも3試合に先発して、2勝1敗、防御率0.60でベストナインに選出される活躍を見せたが、今回は参加を見送る形となった。

 ESPNは、「ドジャースのピッチャー、ケンタ・マエダはWBCに参加しないとアンドリュー・フリーマン編成部長が認めた。前田は以前、WBC日本代表で投げていた」と報じている。

 前田はMLBルーキーイヤーの昨季、開幕から先発ローテーションを守り、日本人投手の1年目としてはダルビッシュに並んで歴代1位タイとなる16勝(11敗)、防御率3.48の好成績をマーク。4年連続のナ・リーグ西地区優勝に貢献した。

 ただ、昨年の契約前にはメディカルチェックで肘など健康面の懸念が発覚。契約ボーナス100万ドル(約1億1500万円)を含めて8年総額2500万ドル(約29億円)と年俸を抑える一方、大型のインセンティブ(出来高)が盛り込まれるという特殊な内容の契約を結んでいる。昨年は先発ローテーションを守り抜いて不安の声を封じ、出来高をすべて入れると報酬は1290万ドル(約14億8000万円)となっていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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