オリックス新駐米スカウトに元ダイエー“恐怖の2番打者”バルデス氏就任
昨季は外国人の補強に失敗、NPB経験を持つバルデス氏は強力“助っ人”
オリックスは12日、元ダイエー助っ人のペドロ・バルデス氏が駐米スカウトに就任したと発表した。
プエルトリコ出身の外野手バルデス氏は1990年ドラフトでカブス入りし、1996年にメジャー昇格を果たした。1999年から2季をレンジャーズで過ごした後、2001年からダイエーに入団。初年度から打率.310を記録するなど“恐怖の2番打者”と呼ばれる活躍を見せ、2003年には103打点を挙げ、2番バルデス、3番井口資仁、4番松中信彦、5番城島健司で“100打点カルテット”を結成した。日本で過ごした4シーズンでは、497試合に出場し、打率.302、86本塁打、335打点を記録した。
2004年オフに戦力外通告を受けた後はメキシコでプレー。2007年には韓国球界でプレーしたが、翌年に再びメキシコに戻り、2009年からは故郷プエルトリコのウインターリーグでプレーした。2013年WBCにプエルトリコ代表として出場していた。
昨季は補強した外国人選手が機能せずに苦しんだオリックスだが、自らもプレー経験のあるバルデス氏の加入により、スカウティング活動が強化されそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count