ラミレス、高知経由でMLB復帰も? 米強化責任者「うまくいくならDHに適任」

四国IL高知と契約合意のラミレスに熱視線、MLB強化責任者「活躍しても驚かない」

 日本で“現役復帰”することになったマニー・ラミレス外野手に関して、活躍次第でメジャー復帰もあり得ると米球団関係者が予想している。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」が伝えている。

 インディアンス、レッドソックスなどで活躍し、大リーグ通算555本塁打を誇る44歳は今月8日(日本時間9日)に独立リーグ・四国アイランドリーグ(IL)plusの高知と契約合意が発表された。1993年にインディアンスでメジャーデビューを果たしたスラッガーは通算2302試合に出場し、打率.312、555本塁打、1831打点をマーク。首位打者、本塁打王、打点王など数々のタイトルを手にし、レッドソックス時代の2004年にはワールドシリーズMVPにも選出された。薬物規定違反による2度の出場停止処分を受けているものの、輝かしい経歴を誇るラミレス。そんな強打者も11年を最後にメジャーの舞台から遠ざかっており、その後、2013年に台湾リーグでプレーしたものの、ここ数年は実質、引退状態となっていた。

 そのラミレスについて、「トレード・ルーモア」は「球界関係者は今回の復帰がさらに大きな舞台につながる可能性について語っている」とレポート。ブレーブスの編成部門の責任者、ジョン・ハート氏が「もしうまくいくならば、彼はア・リーグ球団のDHとして適任の存在だ。彼がまだ打つことができるとしたら驚くかって? 間違いなく驚かない」と語ったことを伝えている。同氏はラミレスがインディアンス在籍時にGMを務めた人物でもあり、同選手の復帰に注目しているようだ。

 高知では4月、5月の前期リーグで活躍し、NPB球団へとステップアップしていくことも視野に入れているラミレス。注目の復帰でどのようなプレーを見せてくれるのか。海外からも熱視線が送られている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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