先発、代打、野手、野手、休み…MLB監督が描く大谷翔平の二刀流具体案は

大谷がDH制なしで二刀流をするなら…カージナルス監督は想定?

 今季終了後にもポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦に踏み切る可能性が浮上している日本ハムの大谷翔平投手。当初、米国では投手としての評価が高かったが、昨季、打率.322、104安打、22本塁打、67打点、OPS(出塁率+長打率)1.004という好成績を収めたことで、打者としての評価も上昇。投手とDHでベストナインをダブル受賞し、リーグMVPにも輝いた二刀流について、メジャー球団の見方も確実に変わってきている。

 大谷が決断を下した場合、メジャーで二刀流を続けることは可能なのか。そして、DH制のあるア・リーグとDH制のないナ・リーグでは、どちらが適しているのか。セントルイスの地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」の記者によると、ワールドシリーズ制覇11度を誇る名門カージナルスは、大谷の獲得を目指して、すでに具体的な起用法を考え始めているという。

 同紙は公式サイト上で、読者の質問に記者が応えるチャット形式のイベントを行った。そこで、読者から大谷について「MLBでも二刀流として出場する可能性はあるのでしょうか?」との質問が出ている。

 大谷は現在、DH制のある日本ハムで二刀流をこなしている。栗山英樹監督の絶妙な起用法で両立が可能となっているが、昨季まで、野手としての出場はDHが基本。2015年以降、外野手としての出場はない。

 ただ、カージナルスはナ・リーグ中地区のチームとあって、読者は「(二刀流は)ア・リーグでしか実現できないのでしょうか。彼がもしアンドリュー・ミラー以上のリリーフ投手兼DHになったら、二刀流としての起用法はどう変わるのでしょうか。つまり、アロルディス・チャプマンが打率.300超え、20本塁打を記録したらどうなるのかということです」と疑問をぶつけている。

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