阪神福留、昨季は日本復帰後最高成績も…主将就任の今年の目標は優勝のみ

4月で40歳の背番号8、「やっぱり勝たないと面白くない」

 大ベテランが大黒柱としてチームを引っ張っていく。阪神・福留孝介外野手が21日、甲子園の室内練習場で自主トレを公開。今年からキャプテンに就任し、4月で40歳を迎える男は「キャプテンとして何かしなければいけないということはない。僕自身はやることは変わらず、今まで通りにやります」と決意を口にした。

 昨年は日米通算2000安打を達成し、自身2度目のサイクル安打も記録するなど大活躍のシーズンを送った。131試合に出場し、中日時代の2006年以来となる3割を記録する打率.311、11本塁打、59打点。阪神に移籍してきた4年間で最高の成績を残したといえる。

 だが、チームは4年ぶりにBクラス(4位)に低迷しただけに「個人的には色々な記録を達成できてよかったですが、野球というスポーツは個人種目じゃない。やっぱり勝たないと面白くない。チームがBクラスだったというのは悔しい」と、もどかしさが残った1年だったことを明かした。

 今季は主将としてチームを背中で引っ張り、目標でもあるリーグ制覇だけを目指していく。

「個人としてはケガをせずに1年間1軍にいることが目標。チームとしては勝たないと面白くない。勝つということを全員がしっかり意識して1年間やっていけたらと思います」

 プロ14年目のシーズンに向け、衰え知らずの背番号8がスタートを切る。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY