侍ジャパンの追加8選手発表、藤浪、小林、松井ら選出 WBC出場の27人が決定

野手1名が辞退で27人 小久保監督「近々発表したい」

  3月開幕の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に挑む野球日本代表「侍ジャパン」のメンバー27人が24日、発表された。野手1人が辞退したため、今回は27人となった。

 昨年12月に19選手が選出されていたが、新たにソフトバンク・千賀滉大投手、ロッテ・石川歩投手、楽天・松井裕樹投手、オリックス・平野佳寿投手、阪神・藤浪晋太郎投手、中日・岡田俊哉投手、巨人・小林誠司捕手、中日・平田良介外野手の8選手がメンバー入り。国内の全12球団から選手が選ばれた。

 会見に臨んだ小久保監督は「頭の中はメンバー編成、どう使おうかで頭がいっぱい。どの布陣がベストかを考えながら、投手陣が一番悩んだ。先発、第2先発、中継ぎ、抑えのバランスの割合をどうしようか、コーチを含めて議論した」と、メンバー選出の苦悩を明かした。招集した選手が1人辞退したため、今回は27人の発表となったが、残り1人については「野手の予定です。近々発表したい」と話した。

 メジャーリーガーは、2大会ぶりの参戦となる青木宣親外野手(アストロズ)の1人のみ。過去にWBC出場経験があるカブスの上原浩治投手、マリナーズの岩隈久志投手、レンジャーズのダルビッシュ有投手、ヤンキースの田中将大投手、ドジャースの前田健太投手らは参加せず。また、第1、2回大会で日本を連覇に導いたマーリンズのイチロー外野手も不参加となり、田澤純一投手も打診を断ったことを代理人が地元メディアに明かしていた。

 一方で、今大会は米国、ドミニカ共和国、ベネズエラなどが一流メジャーリーガーを大量招集。難敵を相手に、侍ジャパンは日本ハムの大谷翔平投手、中田翔内野手、DeNAの筒香嘉智外野手、ヤクルトの山田哲人内野手ら、国内で確固たる地位を築いている選手たちを中心に、2大会ぶりの世界一を目指す。

 報道陣から「目指すところは?」と質問された小久保監督は「世界一です」と間髪入れずに即答。2大会ぶりの優勝に向けた覚悟を伺わせた。

 侍ジャパンのメンバー27人は以下の通り。※が新たに発表された選手。

増井浩俊(日本ハム)
宮西尚生(日本ハム)
大谷翔平(日本ハム)
※千賀滉大(ソフトバンク)
※石川歩(ロッテ)
牧田和久(西武)
則本昂大(楽天)
※松井裕樹(楽天)
※平野佳寿(オリックス)
菅野智之(巨人)
※藤浪晋太郎(阪神)
秋吉亮(ヤクルト)
※岡田俊哉(中日)

○捕手
大野奨太(日本ハム)
嶋基宏(楽天)
※小林誠司(巨人)

○内野手
中田翔(日本ハム)
松田宣浩(ソフトバンク)
菊池涼介(広島)
坂本勇人(巨人)
山田哲人(ヤクルト)

○外野手
青木宣親(アストロズ)
内川聖一(ソフトバンク)
秋山翔吾(西武)
鈴木誠也(広島)
筒香嘉智(DeNA)
※平田良介(中日)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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