楽天がチケット価格を“時価”に プロ野球初の「価格変動制」全面導入

より多くの観客のニーズに応えるために―、チケット購入のタイミングで価格が変動

 楽天は27日、2017年から観戦チケット販売の価格変動制をスタートさせることを発表した。販売場所・席種を問わず全面的に導入するのはプロ野球初だという。

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Koboパーク宮城の座席表【画像提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】

 価格変動制とは価格が一律ではなく、購入のタイミングにより価格が変動する可能性がある制度。球団側はこのほどチケットの価格を「時価」にし、試合や席種の需要に応じて価格を変動させることを決定した。チケット完売試合の増加を受け、より多くのファンに観たいと思う席で観戦してもらうべく、制度の導入を決めた。チケット購入の場合は最新の価格をチェックすることが必須となる。また、新席種「外野センター・ボックスシート5」も登場。外野センターバックスクリーン脇(レフト側)に5人掛けのボックスシートを新設した。

 概要は以下の通り。

・前売券販売期間:試合日前日まで(試合当日は全て当日券価格)。
・年齢制限:(大人)高校生以上、(子供)4歳~中学生(3歳以下でも一人で着席の場合はチケットが必要)
・当日券価格の内野席以上は直前の前売価格より一律500円アップ、外野席は一律200円アップ(大人子供共通)。ただし、ボックス系席種、車椅子席は前売券と同一価格。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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