カージナルスにイチローと比較される17歳「バットコントロール並外れている」

イチローにたとえられる若手有望株マチャド

 カージナルスにマーリンズのイチロー外野手にたとえられる若手有望株がいる。キューバ出身の17歳、ジョナサン・マチャド外野手だ。

 同選手は昨年7月、235万ドル(約2億7000万円)でカージナルスと契約したことが報じられ、現地でも注目を浴びていた。

 そんな若手外野手について米スポーツ専門サイト「SBネーション」が特集を組み、イチローと比較されてきたことを紹介。「若者をイチローと比較するのは馬鹿げている。イチロー・スズキは史上最高の選手というだけでなく、史上最高にユニークな選手である。しかし、もし少しでも当てはまる若者がいるとすれば、おそらくマチャドだろう」とレポートしている。

 特集ではキューバ時代にそのバットが「魔法の杖」と称賛されたこと、際立ったスピードと守備範囲を誇ることなどを紹介。「打席でのマチャドはイチローのようだ。イチローほどではないが、彼は走りながら打つ傾向がある」と評し、「彼のバットコントロールは並外れている。毎年打率.300を記録することも可能だろう。打球をあらゆる場所に打つことができる才能を持つ若者は希少である。マチャドの打撃姿は壮観である」と高く評価している。

 一方、イチローと異なる点として肩がそこまで強くないこと、右翼ではなく中堅を本職としていることなどを挙げ、現時点で身長175センチ、体重70キロと小柄なことを唯一の懸念材料としている。

 それでも特集では攻守両面でその能力を称賛。今後の躍進に大きな期待を寄せている。昨季途中からマイナーでプレーし始めた17歳は期待通り頭角を現すことができるか。その成長が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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